子どもの視力 我が子はどのくらい見えている?

子どものこと

子どもの視力検査

「うちの子って、どのくらい見えているのだろう?」
「ちゃんと見えているか心配…」
「小さいから、まだ検査とか無理そうだし…」
「いつ頃から視力検査はできるのだろう?」
と、思っている保護者のみなさま、安心してください。

何歳でも検査できますよ!

乳幼児でも視力検査が必要であれば施行しています。
赤ちゃんでも視力検査はできるのです!

どうやって測るの?赤ちゃんは無理でしょ、と思われるかもしれませんが、測れます!

今回は、子どもの視力検査について書いていこうと思います。
どんな検査をしているか、簡単に紹介しますね。

Taller acuity card (テラーアキュイティーカード)

まだコミュニケーションのとれない乳幼児に使用します。
「乳幼児が無地の画面より縞模様を好んで見る」という特性を利用した検査です。

縞模様のかいてあるボードを見せ、視線の動きで視力を測ります。

首が座ったお子さんだと、首も一緒に動き、しましまの方を見るので、抱っこしている保護者も子どもが見えていることを感じることができたりします。

近くの視力(近見視力)になります。

ドットカード

お話できるようになり、コミュニケーションが取れるようになったお子さんに使用します。

ウサギやクマが描いてある手のひらサイズのカードを見せ、目がどこにあるかを聞きます。

目の大きさがだんだんと小さくなっていき、どこまで見えるかで視力を測ります。
「目」というものを理解していないと検査はできませんが、2歳くらいからダメ元でチャレンジはしてみます。

これも近見視力になります。

影絵視力

チョウチョ、イヌ、サカナ、トリなど影絵で描かれているカードを提示して、何が描いてあるかを答えてもらいます。

物の形がわかり、それを表現できるお子さんに使用します。
だいたい2~3歳くらいでしょうか。

2.5mや5mで検査していくので遠くの視力(遠見視力)になります。

字ひとつ視力検査

通常の視力検査でお馴染みの、あの輪っか(ランドルト環)をカードで1つずつ提示して検査していきます。

3歳くらいから可能と思います。
大人と同じ内容の検査になりますが、小さい子どものうちは1つずつ提示します。

低学年頃までは字ひとつで検査をし、それ以降は大人と同じ検査表で検査します。

受診前に眼科に確認を

施設によってできる検査が違います。
乳幼児用の検査は大きな施設でないとできないことが多いです。
事前に確認してから受診すると安心ですね。

我が子がどのくらい見えているか確認したいときは、眼科で相談するか、3歳児健診の時にしっかりと検査しましょう。

視力は子どもの時期に発達します。(視覚の感受性期間)
きちんと発達できているか、保護者のみなさま、ご確認をお願いします<(_ _)>

 

参考までに…
乳幼児の視力の目安♪
● 出生時 0.02
● 3か月  0.1
● 6か月  0.2
● 1歳   0.4
● 2歳半  1.0

 

 

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