「私たちはどうかしている」、終わっちゃいましたね。
久しぶりにドはまりして見ちゃいましたよ、おばちゃん。
ドロドロしつつ、ハラハラしつつ、最後にはまさかの展開っ!
あの人が、犯人だなんて…。
いや~楽しませてもらいました。
久しぶりに充実の日々でしたよ、ありがとう、「わたどう」。
十二分に楽しませていただいたのですが、少しだけ視能訓練士的にツッコミどころが…。
網膜いたんでるのに、角膜移植って!
なんでやねんっ!!
ホント、ささいなことですが、眼科的には見過ごせなかったので…。
そこで今回は、椿の目の病気について、私なりに考えてみました。
椿の目のことが心配であったあなた、手術が成功して良かったですね。
椿の目はどんな状態?
第6話で椿は火事に巻き込まれます。
そのときの後遺症で視力に障がいがでているようなのです。
火事の後遺症って何だ?
お医者さんに、「落下物などの衝撃で網膜にキズがついたんだと思います。手術しないと失明する可能性があります。完治が難しい場合があります。」
と、説明を受けています。
ポイントをまとめると…
- 病気の部位は網膜
- 手術が必要な病気であること
網膜は目玉の内側にある膜のことで、光を感じる部位です。
目玉はよくカメラにたとえられるのですが、網膜はフィルムにあたります。
網膜がダメージを受けると、かなり視力低下します。
一刻も早く治療を受けたほうがよさそうな感じで演出されています。
重症な感じもしますが、椿の目の症状は、常に起こっているわけではなさそう。
全く見えないときもあれば、ぼんやりかすむ程度だったり、普通に過ごしていたりと、症状のでかたにムラが見えます。
いったい、どんな病気なのでしょうか?
考えられる病気
私が思いつく、病気をいくつか書いていきます。
網膜振盪(もうまくしんとう)
目玉が強い衝撃を受けると、一時的に網膜がむくむ状態です。
むくんだ部位によって見え方はまちまちですが、むくみが解消すれば、視力も回復します。
スポーツ中にボールをぶつけた、殴られたなどが主な原因で多いです。
手術の必要はなく、経過観察して様子をみることが多いです。
この病気で失明することは、まずないでしょう。
網膜剥離(もうまくはくり)
これまた、目玉が強い衝撃をうけると、網膜に穴があいたり、網膜がはがれたりする状態です。
中心部まではがれてくると、視力が急激に低下します。
緊急手術の適応になる病気です。
手術しないでいると失明する可能性があります。
閃輝暗点(せんきあんてん)
一時的にキラキラとした光が見え、数分間続き、視野の一部が見にくくなり、その後頭痛がおこったりするもの。
手術したり、失明したりする病気ではありません。
これは、網膜の病気とは違うのですが、何となく、椿の症状のでかたが似ているかな~と思ったから。
可能性あるかな~と思い、あげてみました。
以上、3つ、思いついた病気を書いてみましたが、正解はわかりません!
いろんな可能性があるのです。
角膜移植とは?
次に、角膜移植について。
おかみさんが椿のためにと献眼登録していたヤツですね!
角膜とは、黒目のこと。
角膜は透明な膜であり、角膜がダメージを受けると視力が低下します。
角膜をいつまとめまでも透明に保つこと、コンタクトレンズなどで傷つけないようにすることで視力を低下させないようにするのです。
角膜移植は病気や事故で角膜が濁ってしまったとき、視力を回復するために行う手術です。
角膜移植が必要になる病気で、わりかしメジャーなのが「円錐角膜」です。
円錐角膜は、若い男子に多い病気です。
黒目がだんだんにとんがっていく、進行性の病気です。
原因は不明であり、火事の後遺症でおこるものではありません。
自覚症状は、視力低下。
強い乱視がある状態なので、ものがタブって見えます。
進行性の病気であり、初期は眼鏡で矯正しますが、病気が進行するとハードコンタクトレンズで矯正します。
角膜がとんがりすぎて、コンタクトレンズでの矯正もできなくなったときに角膜移植を行います。
角膜は、亡くたった方から、いただきます。
円錐角膜は椿の年齢的には、ドンピシャなのですが…、それ以外は全くあてはまりません。
まとめ
重箱のスミをつつくような、ツッコミを入れさせていただきました。
網膜がキズついていいる目の治療で角膜移植はしないよー!
結局のところ、椿が何の病気かは不明のままですが、手術は成功し、不自由なく見えるようになったようなので、ヨシとしましょう。
多喜川さんの高校生時代の回想シーンはスルーできたのですが、眼科に関することだけはスルーできませんでした。
すいません、職業病です(;^ω^)
ともあれ、今回書いてきたことは「わたどう」を否定することではないので、あしからず。
おばちゃん、Huluに加入しておりますので、これからもまた見て、楽しまさせてもらいます♪