私が働く眼科によく、ある問い合わせがきます。

- 3ヶ月の赤ちゃんだけども診てもらえますか?
- まだ小さい子どもだけれども検査してもらえますか?
- 斜視があるようだけど、診てもらえますか?
と、いうような問い合わせの電話がかかってきます。
眼科に行ってむだ足にならないよう、事前に電話確認する保護者の方、賢いですね。
私の働く眼科では医師に確認後、いったん受診をしてもらうようにしています。
基本的に、断りません。
赤ちゃんでも大丈夫です。
小さい子をもつ保護者のあなたへ。
子どもの目に異変を感じたときに眼科へ行ってもいいものか?悩みますよね。
赤ちゃんだから眼科へ行っても何もできないんじゃないか?と思いますよね。
今回は、そんな保護者のあなたへ。
赤ちゃんでも眼科に行っても大丈夫だよ!
ちゃんと、診察しますし、必要あらば検査もするよ!
というようなことを書いていこうと思います。
眼科は何歳からでもOK!
眼科は何歳からでも受診できます!
赤ちゃんから高齢者まで幅広く、間口を広げております。
バブバブの赤ちゃんから、よぼよぼの高齢者まで…どなたでもOKです。
安心して受診をしましょう。
子どもが受診した場合、まず症状を確認します。
- 見にくいのか?
- メヤニなのか?
- 痛いのか?かゆいのか?
- 斜視があるのか?
- ぶつけたのか? など
その症状を確認したあと、必要であれば検査をします。
その子の年齢に合わせた、できる範囲の検査をします。
大学病院などの大きな施設(子どもを得意とする眼科)では、0歳の赤ちゃんでも必要であれば視力検査をしたりします。
すごいですよね~。
症状や訴えによって必要な検査を医師が判断します。
目のことで心配なことがあれば、気軽に眼科を受診しましょう。
緊急性があるのか、ないのか?
子どものこととなると、保護者のあなたは心配になりますよね。
- この目の症状は緊急性があるのか?
- 様子を見ていて大丈夫なのか?
赤ちゃんは自分のことをうまく説明することができません。
赤ちゃんの場合は、他覚的に判断することになります。
急ぐ必要のあるもの、経過を診てていいものを医師が判断しますので眼科でみてもらいましょう。
緊急性のあるものは、小さな田舎町の眼科では対応が難しい場合が多いので、大きな病院へ紹介します。
いきなり大きな病院へは行けませんので、紹介状を書いてもらい受診しましょう。
眼科に慣れてほしい
小さいうちから眼科に通っていると、視力検査が早くできるようになることが多いです。
一般的に3歳くらいから、大人と同じように輪っかを見せての視力検査ができるようになります。
ただ、子どもの成長は個人差があります。
同じ年齢でもできたり、できなかったりします。
眼科では基本的に痛いことはしません!
小児科のように注射をしたりして、痛い思いをすることは少ないです。
眼科は行っても大丈夫なところだよーと子どもには思ってもらいたいです。
眼科に通い慣れていると、どんどん検査が上手になってく場合が多いです。
(そのときの気分や性格にもよりますが…。)

小さいうちから眼科に通い、眼科に慣れてもらえると嬉しいです♪
2歳の男の子の場合
先日、2歳の男の子が受診しました。
事前に電話にて問い合わせがありました。
「斜視があるようだけども、検査してもらえますか?」とのこと。
診ないことには始まらないので、医師に確認後、受診をしてもらいました。
問診をすると、確かに目がときどき内側による内斜視がみられました。
内斜視があるということは、遠視がないか?チェックする必要があります。
(内斜視のことはおいおい、また詳しく書きますね。)
まだ2歳、検査できるかチャレンジです。
屈折検査の機械をのぞいてもらうと、あれま!上手にできるではありませんか!!
遠視があるようなので、後日詳しい検査するため、次回の予約をとって1回目の診察は終了となりました。
このように、思わず検査ができてしまう場合がありますので、目のことで気になることがあれば、眼科で相談するようにしましょう。
「小さいから、何もできない…」と思っているのは大人だけです。
子どもでもいろいろと検査できることがあります。

視能訓練士は怖いこと、痛いことはしないので、安心して来てくださいね。
何歳でもOK!気になるようなら眼科受診しましょう
眼科は何歳からでも受診できます。
子どもの気になる症状が、緊急性のあるものか?経過を診ていていいものか?を医師が判断します。
緊急性のあるものはしかるべき対応をとりますので安心してください。
子どもは自分自身のことを表現することが難しいです。
気になることがあるときは、気軽に眼科受診しましょう。
眼科は混みますので、お気に入りのおもちゃなどを持参して診察を待ちましょうね!