視力1.5なのに「視力が下がった」だとっ⁉︎

検査のこと

健診での視力検査で…

健康診断で視力検査の項目があります。

毎年健康診断で視力を測っている方がボソッと一言…
「視力下がったな…」

「なんですと!(◎_◎;)」(←私の心の声です。)

検査結果は両眼とも裸眼視力で1.5でした。決して悪い結果ではありません。
むしろ、超見えていて羨ましいくらいです。
にもかかわらず、本人的には納得のいかない結果だったようです。
(去年は2.0だったそうです。)

視力1.5は悪い結果か?

眼科とこの方との間に感覚のズレが生じています。
確かに視力が2.0から1.5になると視力が下がったように感じます。

が、眼科的には視力が2.0だろうが1.5になろうが問題ありません。
視力1.0以上がA判定になります。視力が1.0でていればOKなのです。

視力1.5はとても良い結果です。

視力検査のとき

外来で患者さんを視力検査するときも1.0が見えるのか見えないのかをチェックしています。
見る能力がしっかりあるのかを確認しています。

眼鏡やコンタクトレンズを合わせるときも矯正視力1.0を目標にしています。
よっぽどの希望がない限り、2.0がはっきりくっきり見えるようには合わせません。

視力1.0で十分なのです。

車の普通免許は両眼で0.7以上見えていればパスできます。

 

眼科は混む診療科の1つです。
診察の前にほぼ全員、視力検査を施行します。外来をスムーズに回すために視力が1.0出ていたらそれ以上は測定しない場合があります。すいません。

ただ、この検診の方の一言で、視力1.0で止めることなく測定するように心がけています。が、やっぱり混んでくると時短のため、1.0で止めたくなっちゃいます。
気をつけてはいますが、あしからず…m(_ _)m

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