緑内障の方が覚えておきたいこと

病気のこと

緑内障を治療中の方へ

緑内障と診断され治療を開始している患者さん、毎日の点眼お疲れさまです。
緑内障の確定診断がつくと一生ものになります。

視野欠損が進まないよう眼圧をコントロールしていくようになります。
完治はしません。末長く付き合っていく病気になります。

そこで、緑内障の患者さんに伝えたいことがありまして、今回はそれについて書いていこうと思います。

︎今までの治療・検査結果を大事にしてください。

引越しやセカンドオピニオン、先生と合わないから、新しい眼科に行ってみたい…など眼科を変えるタイミングがでてきたときにすることがあります。

今までの経過を紹介状として書いて貰うようにしましょう。とっても大事です。

緑内障は治療開始からどのような経過でみてきたのかが、とてもとても大事になります。
今までの経過がわからないと、またゼロから検査のやり直しになります。
時間とお金がもったいないです。

緑内障で定期的に行う視野検査は、検査代が高いんです。
新しい眼科に行くときに紹介状を持っていくとスムーズに治療を引き継げます。
時間とお金の節約になります。

具体的に何が大事なのか?

治療開始前の眼圧、現在の眼圧

点眼を始める前の眼圧がどれくらいあったのか?
そして、点眼でどのくらいに下がっているのか?

緑内障の治療は眼圧のコントロールで経過をみていきます。もともとの値からどのくらいがん圧を下げるのか目標を決めています。

なので、眼圧の値がわかると参考になります!

視野の進行具合はどうなのか?

緑内障の治療開始の目安が視野の欠損具合です。
どのくらい視野が欠けているのか?視野欠損の進行のスピードはどのくらいなのか?で点眼薬の種類を調整しています。

なので、視野検査の結果があると参考になります!

今までどんな目薬を使用してきたのか?

緑内障の目薬はたくさん種類があります。
「緑内障の目薬をください。」だけでは処方が困難なことが多いです。
目薬が効く・効かない、副作用があるので使える・使えないなど個人差が大きいです。

紹介状がムリでも、お薬手帳があるだけでとても助かります。

紹介状をもらいにくい…

「今までずっと通っていたので、紹介状を書いてとは言いにくい…」という人もいるかもしれません。
が、そこは遠慮する必要はないですし、気をつかう必要もないです。
医師やスタッフはあまり気にしていないと思います。
病院を選ぶ権利は患者さんにあります。治療内容・検査データは宝です。
自分の目を自分で守るのも大事です。

 

 

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