先天風疹症候群の眼症状は白内障 風疹ワクチン接種しましょ

病気のこと

風疹はやっかいな病気

風疹、流行ってますね。大変なことになっています。
なぜ、風疹が流行するとダメなのか知っていますか?

「知らんし、興味ないわー。」と思っている方が大半なんだと思います。
だから、こんなにも流行してしまうのです。

これが命にかかわるような伝染病であれば、必死で自分や家族を守るための行動をとるはずです。

風疹もわりとやっかいな病気ですので、知識のない方はググりましょうね。
今回はそんな風疹と関係する目の病気のはなしです。

妊婦が風疹にかかると生まれてくる赤ちゃんに障がいがおこってしまうんだよ、というはなし。その障がいの1つに白内障があるんだよ!というはなしを書いていこうと思います。

そもそも風疹とは?何がやっかいなのか?

風疹とはウイルス性の発疹症です。発熱、発疹、リンパ節の腫脹が特徴です。ウイルスがセキやクシャミで飛ばされて、そのウイルスを吸い込み感染する、飛沫感染です。ウイルスの感染から2~3週間の潜伏期間をへて、症状がでてきます。

予後は悪くない疾患なのですが、なにがやっかいかといいますと、風疹の抗体を持っていない人が多いということ。特に男性に多いのです。小さいころに風疹のワクチンをうっていない人が多いのです。

ま、このワクチン接種については国が決めた制度なんで、現在抗体をもっていないからといって、本人が悪いわけではないんですがね…。
かくいう私も、「ワクチン1回のみ」世代なんで、抗体はないと思います。

ワクチンをうっておけば予防できる病気なんで、みなさんレッツ ゴー ワクチン接種です。

妊婦には天敵な病気

風疹は妊娠3ヶ月までの妊婦が感染してしまうと、生まれくる子どもに障がいがおこることがあります。

先天風疹症候群といいます。
主な症状は、先天心疾患、難聴、目の異常です。

目の異常として代表的なものは、先天白内障と網膜症です。

ただ、これらの障がいは妊婦が風疹に感染しなければ、おこりません。

「妊婦自身が気をつけていればいいじゃん!」と思う方もいることでしょう。
それはそうなのですが、まわりも注意してあげたいものです。

先天白内障のはなし

心疾患や難聴のはなしはできないので、先天白内障のはなしを書いていきますね。

白内障は老化現象の1つとして有名かと思います。

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水晶体(目の中のレンズ)が濁っていき、視力の低下をひきおこします。

先天白内障は生まれつき水晶体が濁っていますので、視力の発達に影響を与えます。
白内障の濁りの程度は個人差がありますが、早期発見・早期治療が必要です。1歳半になるまでに治療が開始できるとベストです。

治療が遅れてしまうと、弱視になってしまいます。
弱視になってしまうと未来の選択肢が少し減ります。車の運転免許取得が困難だったり、希望する職業に就けなかったり…。そんなことにならないようにしたいですね。

そのためには、風疹を流行させないこと。
予防できるものは予防しておいた方がいいと思いませんか?

男性の方 意識高くもち ワクチン打とっ!

「生まれてくるわが子が先天風疹症候群で、視力が十分に発達しないかもしれない…」と考えたら心配になりませんか?

「誰がオレの妻にうつしやがった?」と思ったりしませんか?

30~50代の独身の方には想像するのが難しいかもしれませんが、ワクチンを打つことでいろいろなことが予防できます。

未来の子どもの視力を奪わないために、子どもの視力を守るために、ワクチンを打ちましょ!

 

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