ものもらいはうつる?
「ものもらい」って聞いたことありますか?
眼科ではわりと頻度の高い病気です。
が、重症なものではありません!ご心配なく。
始めにいっておきます。
「ものもらい」はうつりません。
感染病ではないです。
が、「ものもらい」という響き、誰かからうつりそうですよね…。
そして、誰かにうつしそうで心配ですよね。
でもでも、誰からももらいませんし、誰にもうつしませんので安心してください。
ものもらいとは?
「ものもらい」とは正式には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。
まぶたの縁にある脂の腺がバイ菌にで汚れ、脂が詰まって炎症を起こしている状態です。
まぶたが腫れ、痛みを伴います。
ニキビみたいなものですね。
治療は抗生物質の内服と軟膏が処方されると思います。
脂の詰まりが取れそうな場合は、ちょいちょいと切開し脂の詰まりを解消させます。
特別な制限はありませんので学校、職場に行って大丈夫です。
眼帯の必要はありません。
「ものもらい」は他人にはうつりませんので安心してください。
みためは悪いですが、基本的には大丈夫な病気です。
眼科的に危険な感染病は「はやり目」です。
はやり目はがっつり、うつりますので気をつけましょう!