視能訓練士として働くときに気をつけていること

視能訓練士のこと

勤務中に気をつけていること

普段はちゃらんぽらんで生活しているのですが、仕事のときちょっとだけ気をつけていることがあります。細かすぎて伝わらないことなんですが、何となくこの場でアピールしてみようかと思います。

ちょっと意識高い系のはなしになっちゃうかもですけど、よかったらお付き合いください。

「見えない」は使わない

視力検査をしているときのはなしです。
輪っか(ランドルト環)を見せて視力を測定します。視力を測定するためにだんだんと輪っかを小さくしていくのは、みなさんご存知ですよね?

輪っかを小さくしていくと判別が難しくなります。患者さんは答えがわかりにくくなり、迷ったり、困ったり、考え込んだりします。そんなときに使う声かけです。

「見にくいですかね?」
「難しいですか?」
などと声をかけるようにしています。

決して、「見えないですか?」とは聞かないようにしています。
眼科では「見えない=失明」ということになります。何か、とってもデリケートな気がして「見えないですか?」という言葉は使いたくないのです。

ささいなことで、患者さんにとってはどーでもいいことかもしれません。この想いは伝わっていないと思います。でもいーんです。自己満足です!

「目薬をさす」は使わない

眼科では眼底検査をするために点眼薬を使用することが多いです。そのときに、「目薬をさしますね。」とは言わないようにしています。

私は、「目薬をつけますね。」と声かけするようにしています。

「さす」って怖いイメージをもちませんか?病院で「さす」と言えば注射をイメージすることのほうが多い気がします。

子どもに点眼するときはより気をつけています。「目薬さすよー。」と言われるより、「目薬つけるよー。」の方がマイルドで恐怖心が減る気がします。どうでしょう?伝わってますかね?

カツラの方はセルフで

視力検査のときに眼鏡(検眼枠)をかけてもらいます。子どもだったり、高齢者で時間がかかりそうな方には私が眼鏡をかけさせています。若い方や理解力がしっかりとしている方には自分で眼鏡をかけてもらっています。

検査が終わり、眼鏡を外すときは私が外してしまうことが多いです。「視力検査終わりますね。」と声かけつつ、患者さんから眼鏡を外してしまいます。その方が早いので…。

そんな視力検査における眼鏡の扱いですが、カツラの方には自分でかけてもらい、外すのも自分でやってもらうようにしています。別に大きな失敗談があるわけではありません。ただ何となくセルフでお願いした方がいいのかな~という思いからです。失敗は許されない気がして、ノータッチを決めています。

「この眼鏡かけてくださいね。」「検査終わりです。眼鏡外して大丈夫ですよ。」と声かけしています。

先輩視能訓練士からの教え

意識高い系?のことを書いてみましたが、先輩から教えていただいたことも書かせてもらいました。新卒1年目のときは日々の業務についていくのがやっとで、声かけなどこまかいところまで気がまわりませんでした。

そんなときに先輩視能訓練士から声かけのしかたを教えていただき、経験値を上げていきました。別に言ってはダメなこと、やってはダメなことではないです。が、意識高く仕事をしてますアピールをしてみました。

いろいろと教えてくださった先輩視能訓練士には感謝感謝です!

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