老眼かどうか…簡単に自分で調べる方法

老眼のこと

ピントが合いにくい…

「私は老眼ですか?」
「老眼って始まってるんですか?」
「最近、ピントが合わせにくいんですけど…これって老眼ですか?」
と、視力検査の時に聞かれることがあります。

「60歳過ぎたらみんな老眼だよっ!」と心の中で思いつつ、カルテの年齢をこそっと確認します。若い人だと40代、高齢者は80代と幅広くこの質問をいただきます。

けっこう自分が老眼になっているか、気になるものなのですね。
老眼は病気ではないので、眼科ではわりかし軽く扱われてしまいます。
すいません…(;^ω^)

いつもの視力検査では…

普段の視力検査は遠見視力を測定しています。遠見視力とは遠く(5m)での視力をいいます。

この遠見視力だけでは老眼かどうかはわかりません。
老眼かどうかは近見視力が必要になります。近見視力とは近く(30㎝)での視力をいいます。

近くを見るのがつらくなるのが代表的な老眼の症状なので、近見視力で判断します。

近見視力は遠見視力検査時に使用した矯正レンズ(遠く用の眼鏡)でまず測定します。
その時に近見視力(1.0)出てないと老眼となります。

(1.0)出ていないと遠く用の眼鏡に凸レンズを足していきます。
足した凸レンズの量で老眼の程度がわかります。

若いころは遠くも近くも不自由なく見えていても、老眼が進むと近くを見やすくするための眼鏡(老眼鏡)が必要になります。

自己チェック方法

簡易的に老眼をチェックする方法として、遠く用の眼鏡をかけててもらい、その状態で新聞を見てもらいます。(※普段裸眼で過ごしてて、眼鏡を持っていない人は裸眼でもOKです。)
30㎝の距離で新聞を見たときにぼやけて見えたり、ピントが合いにくかったり、または30㎝以上離すと見やすくなるという場合は、老眼認定です。

と、眼科で老眼かどうか検査をすること、簡易的に自己チェックする方法を書いてきました。が、結局のところ検査などしなくとも、普通に生活していて自分で感じるのではないでしょうか?
「何だか今までとは見え方が違うぞ。」とか「ピントが合いにくい。」とか「疲れやすくなったな。」など老眼の症状がでますので…。

老眼は病気ではありません。
老化現象であり、加齢とともにみなさまに訪れます。

もし症状があるようなら、眼鏡をかけましょう。眼鏡をかけて楽に見るようにしましょう。
頑張って見る必要はありませんので、眼鏡にたよってください。

 

 

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