視力といってもいろいろあります
眼科に行くと必ずと言っていいほど行う検査、視力検査‼︎
視力検査では裸眼視力と矯正視力の2種類測定します。
それぞれの違いを説明していきますね。
裸眼視力とは?
裸眼視力とは、「はだかの目」、字のごとく素のまま、眼鏡やコンタクトレンズなしでの視力のことをいいます。
一般的に、裸眼視力がいい人が「目がいい」と言われますね。
でも、眼科的には裸眼視力はそれほど気にしていません。
理由は後ほど説明しますね!
矯正視力とは?
矯正視力とは、眼鏡やコンタクトレンズを装用して測定する視力のことをいいます。
矯正視力はその人が持っている正しい視力の値です。
一般的に眼鏡をかけていると「目が悪い」と言われますね。
でも、眼科的には矯正視力がとても大事なんです!
矯正視力がちゃんとでないと「おかしいぞ?」と原因を探さなければなりません。
目が悪いとは?どんな状態?
「私、目が悪いの〜。」と言う人がいます。
が、ちょっと待ってください。
本当に目が悪いのでしょうか?
裸眼視力は 0.1 以下かもしれません(1番上の大きい輪っかが見えないと 0.1 以下です)。
でも、レンズで矯正すると ( 1.0 ) でA判定だったりします。
この状態は眼科的に「目が悪い」とは言いません。
一般的には裸眼視力が良いと「目がいい」と言い、裸眼視力が 1.0 見えないと「目が悪い」と言われがちです。
が、眼科的にそれは違います!!
裸眼視力が 1.0 見えなくても矯正して( 1.0 )見えていれば「目はいい」のです。
大事なのは裸眼でも矯正でもどちらでもいいので 1.0 が見えるのか?見えないのか?なのです。
どんなに分厚いレンズの眼鏡をかけようが、どんなに乱視が強かろうが、( 1.0 )が見えれば「目はいい」のです。
ただ屈折異常があるだけで、見る力には問題はないのです。
視力は変化します
視力検査をしていると裸眼視力の変化に一喜一憂している人がたまにいます。
が、全然気にしなくていいです。
視力は体調や天気、部屋の明るさ本人のやる気などによって変化します。
その日の検査結果がたとえ悪くても、その日の値が絶対の値ではありません。
また別日に検査しましょう。
もし、裸眼で見にくい場合は眼鏡やコンタクトレンズを装用しましょう。
眼鏡やコンタクトレンズは悪いものではありません。
見る力を補助してくれる物なので大いに頼りましょう。
裸眼視力だけが視力だけではありません。
矯正視力も大事な視力なのです。
たとえ1番上の輪っかが見えなくても、部厚い眼鏡をかけていても見えれば「目はいい!」といえますよ。
眼科的にはね…(^_−)−☆