視力が悪い…
一般的に近視の眼鏡をかけている人は「目が悪い」と言われがちです。
が、眼科的には近視でも眼鏡をかけて矯正視力がでていれば問題ありません。
眼鏡をかけて視力がでる人は「目が悪い」とは認定しません!(眼科的に)
(以前の記事:裸眼視力と矯正視力)
近視とは遠くがボヤけて見え、近くのものにピントが合っている状態です。
近視には2パターンあり、軸性近視と屈折性近視があります。
近視の種類
軸性近視
眼軸長(目玉の大きさ、角膜から網膜までの長さ)が正常より長い状態。
正常値は24㎜(500円玉くらい)。
24㎜より長くなると近視になります。
たったの1㎜長くなるだけで約-3.0Dの近視になります。
0Dが正常であり、数字が大きくなればなるほど近視が強くなります。
ー4~5Dくらいの近視で1番上の輪っかが見えるか見えないかくらいの近視となります。
(ここで、どーでもいい情報をひとつ…私の眼は28㎜あります。)
大部分の近視は軸性のものになります。
屈折性近視
角膜、水晶体の屈折が強すぎる状態。
近視がすすむ原因
目が悪くなる(近視がすすむ)原因として、遺伝的なものと環境的なものがあります。
遺伝的なものについては、どうしようもないです。
親が眼鏡をかけていると、子も同じような経過をたどることが多いです。
こればっかりはしょうがないので受け入れましょう。
環境的なものについては、もしかすると予防できるかもしれません。
環境が悪いと目が悪くなる(近視がすすむ)傾向にあります。
具体的にあげてみると…
- スマホ、ゲームの時間が長い
- 読書、漫画が趣味
- 勉強、受験勉強
- パソコン
こうしてあげてみると、近くを見る作業が目を悪くする(近視がすすむ)要因になります。
ただ、上記のことを直ちに中止することは難しいです。
子どもにゲームをするな!とは言えますが、学生に勉強するな!とは言えません。
趣味の読書を止めろ!とも言えません。
そんな時は、以下のことに注意してみてください。
近視の進行予防
- スマホ、ゲームはほどほどに。時間を決めてやるようにしましょう。
- 読書はとても良いことです。ぜひ、続けていただきたいことです。
なので、本と目の距離を30㎝以上離して見るようにしましょう。
寝っ転がって見ると、距離が近くなるので止めましょう。そして、明るい部屋で読みましょう。 - 勉強も同様です。
姿勢正しく、30㎝以上離れて見るようにし、手元をしっかりと明るくしましょう。 - パソコン使用時は可能な限り離れて見るようにしましょう。
長時間使用するときは、適度に休憩をとり、目を休めるようにしましょう。
目をつぶったり、遠くをぼーっと眺めたりすることで目はやすまります。 - 昔から言われている「遠くの山を見る」ということは目にとても良いです。
遠くを見ることで目の緊張がとれ、目はリラックスすることができます。
近くをずっと見ていると目は緊張するのです。ときどきは意識して緊張をほどいてあげましょう。 - 緑黄色野菜を積極的にとり、バランスの良い食事をしましょう。
(以前の記事:目に良い食材)
近視は病気ではないです
遠くがボヤけて見にくいのは不自由ですが、近視は病気ではありません。
ただ、正常よりちょっとだけ目玉が長いだけです。
身長が高い・低いと同じような目玉の個性です。
老眼が始まる頃には近視の眼の方が有利だったりします。
見えにくいときは眼鏡をかけ、そうでなければ裸眼でも大丈夫、と融通の利く目だったりします。
「目が悪い」からといって、落ち込まなくても大丈夫ですよ(^_-)-☆