眼精疲労で困ってませんか?今すぐできる対処方法

病気のこと

近くを見る時間が多くなると…

1日中スマホをいじっていませんか?
宿題や受験勉強など根詰めてやっていませんか?
仕事で忙しく、1日中パソコンとにらめっこしていませんか?

「眼が疲れる」と言って眼科を受診する人は少なくないです。
目の疲れを訴えるのは、老眼が始まる頃の40代以降に多いものです。
眼精疲労=大人の病気というイメージでした。
が、最近は近くを見る機会が多くなり(スマホ、勉強、パソコンなど)、目を酷使し、目の疲れに悩まされている人が若い世代でも多くなってきています。

眼の疲れ、眼科では眼精疲労といいます。

眼精疲労とは…

眼精疲労とは、眼を持続的に使用した時に眼の重圧感、頭痛、視力低下、肩こり等がおこる状態のことをいいます。
眼科で検査をし原因を追求する必要があります。

原因は?

原因として考えられるものは…

屈折異常・調節の異常

適切な眼鏡を装用していないためにおこります。
近視の人は強めの眼鏡で過ごしていると疲れやすくなります。
遠視の人は近くを見るためには調節(ピント合わせ)がより必要になるので疲れやすくなります。遠視の人も眼鏡が必要な場合がありますが、裸眼視力が良いため、眼鏡を嫌がる傾向にあります。
また、老視(老眼)が始まりかけの人も眼鏡を装用することに抵抗を示し、眼精疲労の原因となっている場合があります。

目の病気

ドライアイ、緑内障の初期、角膜炎、結膜炎等。
特に多いのがドライアイです。近業を集中して行っていると、まばたきが減少する傾向にあります。まばたきは眼の表面に涙を行きわたらせる働きをしています。まばたきが減少すると眼の表面は乾きやすくなり、ドライアイになります。
緑内障の初期では、何となく見え方に違和感があり、目の疲れを訴えることがあるようです。

眼位ずれ

外斜視・外斜位があると疲れやすくなります。
外斜視は常に視線がそろっていない状態。
外斜位は常にずれているわけでなく片眼を隠すとずれが生じる状態。
近くを見るときは視線は内よりになるのですが、外斜視・外斜位の人は内よせしなければならない角度が大きくなるため疲れやすくなります。

その他

体の不調からおこるものもあります。

治療方法は?

適切な眼鏡の使用

眼鏡を調整することが大事です。裸眼で見えているからといって無理に、我慢して見続けるのはやめましょう。目を疲れにくくするには眼鏡を頼り、快適に見ることが必要なのです。

ドライアイ等の疾患の治療、点眼。

病気があると診断された方はしっかりと原因となる病気を治療しましょう。

外斜視・外斜位の人はプリズム眼鏡の使用。

目のずれの角度に合わせて眼科で処方してもらいましょう。

簡単にできる対処方法

眼精疲労…目が疲れているということなので休むのが1番の治療になります。

が、「休んでいる暇がない!」「眼科に行く時間がない‼︎」という忙しい人には“意識してまばたきをする”ことをおすすめします。簡単にでき、時間もとりません。
いつでもどこでもできるので、眼が乾燥しないようまばたきをしましょう。

また、市販薬でもOKですので1時間に1回位はひと息ついて点眼してみましょう。
乾き目の目薬、疲れ目の目薬、何でも良いと思います。
近くを何時間も見続けないよう、目薬をつけることでちょっとの休息タイムです。

スマホ、パソコン、ゲーム、受験勉強と近くを見ることが多くなった現代社会ですが、時々は顔をあげて遠くの景色や星空をボーーっと眺めてみてもいいのではないでしょうか。
疲れをため込まないよう、上手に目を使いましょう!

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