緑内障と診断されたらやるべきことは2つ 必ず守りましょう!

病気のこと

緑内障と診断されたら…

緑内障と診断されたあなた。
ショックを受けたことでしょう。

心中お察しいたしますm(__)m

緑内障は治ることのない病気です。
一生付き合っていくことになります。

  • これからどうしよう?
  • どうすればいいのかわからない…
  • 見えなくなるのは嫌だ!
  • 何かできることがあれば今すぐにでもしたい!

と、悩んだり、不安に思っているあなたにとどけます。
緑内障と診断されても必ず失明してしまうわけではありません。
神経質にならないようにしましょう。
やるべきことは2つ!

その2つを紹介していきます。

①毎日点眼をする

緑内障と確定診断され治療が開始すると点眼薬が処方になります。
眼圧を下げるための目薬になります。

緑内障の治療は眼圧をいい感じのところでコントロールすること。
眼圧の正常値は10~21㎜Hgといわれていますが、個人個人で目標とする眼圧値が違います。

どのくらいの眼圧値を目標にするのかは、主治医に確認しましょうね。

その人個人の眼にとってちょうどいい具合の眼圧値まで下げる必要があります。
その目標の眼圧値にするために点眼薬を用います。
そのため、毎日決められた回数を点眼し続けることが必要です。

ただ、この眼圧を下げるための目薬って続けるのが難しいんですよね…。

眼圧って自分では測定することができません。
血圧のように自宅で簡単に測定できればいいのですが、眼圧はそうはいきません。

ホントに目薬が効いているのかが自覚できません。

  • 毎日点眼しているけれど、眼圧下がっているのかな?
  • 点眼しても、しなくても変化がないんだよな…
  • 点眼をサボっても大丈夫なんじゃね?
  • で、あっ、点眼するの忘れちゃった!

という経過でだんだんに治療に対するやる気が下がっていってしまうのが緑内障の治療の特徴です。
治療のやる気を下げないよう、点眼の大事さを伝えていくのは我々眼科スタッフの役割です。
がんばります!

緑内障の治療は毎日医師の指示通りに点眼することが1番大事なのです。

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②定期的に眼科に通院する

目薬の効果を判定するため

目薬が大事なので、目薬をきらさないように眼科へ通院することが必要です。

また、緑内障の目薬はたくさん種類があります。
患者さんによって「効く・効かない」「あう・あわない」があります。
いろいろな目薬を試してみて、自分にとってのベストな目薬をみつけなければなりません。

「毎日せっせと点眼していたのに効果のない目薬だった!」ということは残念でなりません。
点眼して薬の効果がちゃんと発揮し、眼圧が下がっているかを確認するためにも眼科へ行く必要があります。

進行具合をチェックするため

緑内障の経過を診ていくうえで、眼圧と同じくらい大事なことに視野検査があります。
視野がだんだんに欠けていってしまうのが緑内障の特徴です。
視野が欠けてしまったところは元には戻せません。

できるだけ視野が欠けていくスピードをゆっくりにさせたいのです。
視野欠損が進んでいくようであれば、点眼の種類を増やすこともあります。

眼圧も視野も自己判断はできません。
ちゃんと眼科で検査を受けなければなりません。

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生きている間 見えていればOK

緑内障になってしまった…
失明してしまうかも…
と落ち込んでしまったあなた。

定期的に同じ眼科に通院して視野検査のデータがそろってくると、ある程度、視野欠損していくスピードが予測できます。
そのスピードがゆっくりであれば、生きている間に緑内障で失明してしまう可能性は低い、と言うことができます。

点眼を続けることで視野欠損のスピードをゆっくりにさせていますので、やっぱり毎日の点眼が大事なんです。

緑内障は進行性の病気なので止めることはできません。
ですが、できるだけゆっくりと進行させることで視力を守ることができます。

緑内障と診断されても落ち込む必要はありません。
点眼をしっかりと継続していきましょう。

不自由なく見えているうちから本気で治療しましょう。

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