近視がどんどんすすんで失明する?漠然とした不安…

近視のこと

遠くがボヤける、それは近視です。

「遠くのものがみにくくなった…」
「遠くに焦点が合わない。」
「また、近視の度数があがってしまった。」
「学校の視力健診でひっかかってしまった。」
「このまま近視がどんどんとすすんで見えなくなったらどうしよう。」

などと、悩める若者のみなさんへ、今回はそんな不安?を少しでも解消できればなと思い書きます。

最初に言っておきますが、近視がどんどんとすすんでいったとしても失明することはほぼありません!安心して下さい。

とりあえず、これだけが言いたかったです。以上!

見えなくなるって、とてつもなく不安

なぜ、この記事を書こうと思ったか…。先日、ちょっとしたきっかけがありました。

小学生の女の子ちゃんが学校健診で視力検査でひっかかったと当院を受診しました。結果をみて見ると、両眼ともにC判定でした。眼鏡は持っていましたが、眼鏡の度数が弱くなったようで、遠くが見にくいとのこと。黒板の字も見にくくなっていて、授業に差し支えている様子でした。

検査をしてみると、近視がすすんでいて、眼鏡を調整し直せば視力はしっかりとでてくれました。診察の結果、眼鏡の再処方となったので眼鏡の調整をします。眼鏡のためし掛けをしてもらい、この度数で新しく作っても大丈夫か確認をします。10分くらい待合室でためし掛けをしてもらっていたのですが、10分後確認しに行くと…

あら、びっくり(◎_◎;)

女の子ちゃん、泣いているではありませんか!

「私、何か悪いことでも言っちゃったかしら?やばい…」と焦ります。保護者の方から事情を聞くと、「遠くが見にくくなっていて、悲しくなってしまった。」とのこと。

その気持ち、よくわかる!私もそうだった!と、めちゃんこ共感してしまい、「大丈夫だよ、心配ないよ。」ということを伝えてあげました。

どんどんとすすむ近視

私も、小学3年生から眼鏡をかけて生活しています。眼鏡デビューをしてからというもの、毎年のように視力健診でひっかかり、そのつど眼鏡を交換し、という人生を歩んできました。近視がどんどんとすすんでいくので、「このまま見えなくなんじゃね?」「いずれ失明するんだ…」と、不安に思い、落ち込んだ時期がありました。

「いつまで進むんだっ、この近視!近視のバカヤロー( `ー´)ノ」と思い続けていました。(今でも思っています。)

そして、私の近視は高校時代にほぼ安定しました。

近視の原因は目玉の大きさ

以前の記事でも書きましたが、近視の原因は目玉の大きさ(長さ)にあります。目玉の大きさが長くなればなるほど近視の度数は強くなります。正常の目玉の大きさは24㎜、500円玉と同じくらいの大きさです。1㎜大きくなっただけで、-3.0Dほどの近視になります。(私の目玉は27㎜ほどあります。)

近視がすすまないよう、目玉が長くならないよう、気をつけることはありますが、気をつけていてもすすむものはすすみます。しょうがないです。受け入れるしかないです。

ただ、近視は病気ではありません。眼鏡やコンタクトレンズなどの矯正が必要なだけです。

もう一度言いいますが、近視がどんどんすすんでも失明するということはほぼないです。もう悩んだり、不安に思ったりしなくて大丈夫です。もっと別な有意義なこと悩み、成長していってください。

近視は将来的に有利

近視は遠くがぼんやりして見えにくいのが嫌ですが、近視も悪いことばかりではありません。学生のみなさんに言ってもいまいちピンとこないかもしれませんが、将来、老眼になったとき近視の眼は有利になります。

近視は手元にピントが合う眼なので、老眼になったとき、裸眼で近くをみることができます。これは、とっても便利なことなのですが、学生のみなさんにとっては20~30年後のはなしですね…(;^ω^)頭の片隅にでもおいといてください。

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