学校健診で 視力A判定からC判定に…どうしましょ?

子どものこと

あきらめないで!

「学校健診で去年は視力A判定だったのに、今年突然にC、D判定をもらってしまったぞ。」
というお子様、いませんか?

「普段は見えにくそうな素振りはみせていなかったのに…心配だわ。」
という保護者の方、いませんか?

とりあえず、眼科で改めて視力測定してください。
それ、「調節緊張」かもしれません。

調節緊張とは?

調節緊張とは、一時的に遠くがボヤけてピントが合わず、見えにくい状態です。
「仮性近視」や「学校近視」などともいわれています。

目の中のピント合わせをしている筋肉が凝り固まってしまい、ピント合わせがしにくい状態となっているのです。

原因は、長時間の近業です。
スマホ、ゲーム、読書、漫画、テスト勉強、受験勉強など近くを長時間見続けていると、近くにピントが合った状態で目が固まってしまい、遠くにピントを合わせるのが難しくなってしまいます。

これは、小学生~中学生に多くみられます。(最近では長時間のパソコン仕事やスマホをする大人にもちらほらみられますが…。)

視力が出にくい

調節緊張の眼はスムーズに視力はでません。やっかいな状態です。

ピント合わせの筋肉のコリがほぐれないことには正しい視力は測れません。
筋肉のコリをほぐし、目がリラックスした状態にさせるには「近くを見続けないこと!」が1番です。遠くを見たり、目をつぶって休ませたり、が大事です。

視力検査の前は、目をリラックスさせておくといいですよ。
待合室でゲームなどしながら待っていると、裸眼視力の結果が悪くでる傾向にありますよ。

上手に目を使いましょう

ただ、小学生~中学生は勉強も大事です。
・姿勢を正しく
・物を見るときは30㎝以上離して
・明るい部屋で
・適度に休憩をとりながら 等
工夫をし、調節緊張にならないように、うまく勉強するようにしましょう。

点眼治療でよくなることも

調節緊張の場合、目薬が処方になることが多いです。
目の緊張をとる目薬です。ちょっとしみるので、付け心地、悪いです。すいません。

また、調節緊張をとる器械や視力測定のテクニックもあります。
器械は施設によってあるところ、ないところがあるので、興味がある方は事前に確認してから眼科に行くようにしてください。

視力測定のテクニックは雲霧法(うんむほう)といいます。
視能訓練士は誰でもできます。「視力でにくいな~。調節してんな~。」と思ったときに行っています。
少し時間のかかる方法になりますので、ご了承ください。

ゲームはほどほどに

眼科はとても混みます。待ち時間が長いです。申し訳ありません<(_ _)>

待ち時間の間に、小・中学生がスマホ、DS、漫画などに集中しているのをみかけます。
が、その近業で調節緊張になってしまうことがあります。

そうなると、視力はでません。A判定は難しいです。
なので、小・中学生の皆さん、視力検査の前に近業をすることは、おすすめしません。

視力検査が終わってから近業をするようにしましょう。

 

 

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