子どもの検査のとき 保護者は遠くで見守っていて!

子どものこと

子どもの検査をしているとき

子どもの成長は早いもんです。
昨日できなかったことが、今日できるようになったりします。

眼科にもたくさんの子どもが来院します。
赤ちゃんの頃から通院していて病院慣れ、眼科慣れ、検査慣れをしている子は2~3歳から視力検査ができちゃいます。子どもって、賢いんです。

そんなに小さいうちから検査が必要?と思うかもしれませんが、子どもの視力が正常に発達しているかチェックすることは大事なのです。
(過去記事:弱視のはなしに詳しく書いてます。)

視力検査は難しい

視力検査って、じつは難しい検査なのです。
ただ輪っかの切れている方向を言えばいいだけの検査なのですが、これが難しいんですよ。

視力検査は見たものを頭で処理し、それを言葉もしくはジェスチャーなどで表現しなければなりません。とても高度な検査になります。

視力検査は簡単なようで結構 難しい検査なのです。
それを2~3歳でもできるとなると「賢いなぁ~。」と感心してしまいます。

子どものできるできないは個人差が大きいです。
3歳過ぎても、なかなか視力検査をうまくできない子もいますので、保護者のみなさんは焦らなくても大丈夫です。

子どもの検査のときのお願い

子どもとコミュニケーションをとりながら検査をするのは楽しいもんです。
子どもを飽きさせないよう、スムーズに検査ができるよう、毎回必死でやっています。

そこで保護者の皆様へ、お願いがあります。

子どもの検査の時は可能な限り遠くで見守っていて欲しいです。

我が子の検査姿を見たい気持ちはよくわかります。
ちゃんとできているか心配なのもわかります。
みぎ、ひだりを間違えていないか心配なのもわかります。

が、保護者が近くにいると甘えてしまい、スムーズに検査できないことが多々あります。

保護者と引き離すと泣いてしま場合、1人で座るのを極端に嫌がる場合、子ども自身が強く希望した場合は保護者に付き添ってもらいます。

それ以外の場合は、保護者には待合でお待ちいただくよう、私は声をかけています。

また、保護者が近くにいると、モジモジしてお答えをくれない子もいます。
「間違ったらどうしよう…」という心理状態になるのでしょうか?
モジモジしている子と保護者を引き離すと、急にスムーズに答えをくれる…というパターン、何度も経験してきました。

子ども1人でも検査できることが多いので保護者の皆様、遠くから見守りください。
悪いようにはしませんので…。

診察のときは、もちろん一緒に入ってもらいます。
医師との話になるので保護者の付き添いが必須です。よろしくお願いします。

 

 

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