眼鏡はかけるべき?かける かけないは自由です

目のこと

眼鏡はかけたほうがいい?

「眼鏡ってかけたほうがいいですか?」
視力検査をしていると質問されることがあります。

答えは「ご自由にどうぞ。」となります。
この答えだと、「眼科に来ているのだから、ちゃんと相談にのってほしい!」と怒りの声が聞こえてきそうです。

冷たいようですが、眼鏡をかける・かけないは自由です。
見にくくて不自由があれば眼鏡をかけてください。
そうでなければ裸眼のままでも問題ないです。

眼鏡をかけるべき人

眼科で「眼鏡をかけましょう」と指示するのは、弱視治療の場合、裸眼で運転免許が更新できない場合、眼精疲労を訴えている場合になります。

弱視の治療

弱視治療は絶対に眼鏡が必要になります。対象になるのは乳児~小学校くらいまでですかね。
常にかけていなければなりません。
そして、定期的に眼科へ通院し視力を測定し、眼鏡を調整していきます。
視力をしっかりと発達させるために必要になります。

運転免許更新が裸眼で不可の場合

運転免許が裸眼で不可の場合は眼鏡が必要になります。
眼鏡装用の条件つくので運転時には眼鏡をかけていなければなりません。
(※参考までに…普通自動車運転免許は片眼0.3、両眼で0.7が必要です。)

視力を測っていると、視力の条件を満たしていないのに運転している人、けっこういます。
「えっ、この視力で運転しているの?よく免許更新できたな…。」という人います。
危ないですね…。

眼精疲労を訴えている場合

未矯正の遠視があることが多いです。
遠視の人が裸眼で過ごしていると、眼精疲労の原因になります。眼精疲労の訴えで受診し、遠視があり、眼鏡を持っていない…となると眼鏡を勧めますが、だいたい断られます。
眼鏡が無くても見えている人が大半なので、わざわざ眼鏡を作る気にはならないようです。
眼科的には眼鏡で眼精疲労が楽になると思うので勧めているのですが…。

子どもが健診でひっかかった

子どもが学校の健診でB~D判定をもらってきて眼鏡をどうしようかと迷っている人もいるかと思います。

そんな時は、黒板の文字が見えるかどうかで判断してもいいと思います。
お子さんに聞いてみてください。

授業に差し支える場合は眼鏡が必要になりますが、席を前の方にして対応できる場合は裸眼でも大丈夫と思います。
近視の眼鏡の場合は、一応作っておいて必要なときにかけるでも大丈夫です。常にかける必要はありませんので。

近視の眼鏡をかけると、どんどん近視が進むといわれておりますので嫌がる人も多いです。
必ずしも全員が進むわけではないですが、近視が進む場合が多いです。
(※私は進みました。)
遠くがぼやけて見にくいのは気持ちのいいものではないですが、不自由がなければ無理して眼鏡を作らなくてもいいです。

老眼はどうすればいい?

同様に、老眼の始まる40代オーバーの方にもいえます。

老眼鏡(リーディンググラス)も近くが見にくく、目が疲れるという症状があれば眼鏡をかけてください。「老いを感じるから嫌」とか「老眼が進むからかけたくない」とかいう人もいますが、眼鏡をかけるかは自由です。

眼鏡をかけたほうが楽に見えますので、眼鏡に頼ってみるのも悪いことではありません。

決めるのは自分しだい

眼科から眼鏡のアドバイスはしますが、結構こだわりをもって眼鏡を使用する・使用しないを決めている人が多いです。大人は自分で決めてOKです。

結局のところ、絶対に眼鏡をかけなければならないのは弱視治療だけです。

見にくくれば眼鏡をかける、そうでなければ裸眼でいいのです。

 

 

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