いろいろな眼鏡の種類、使い分けの仕方

眼鏡・コンタクトのこと

眼鏡のイメージ

昔のイメージだと「眼鏡=ガリ勉」や「メガネザル」だのマイナスなイメージが強かった気がします。

「眼鏡は絶対かけたくない!」という方も多くいました。

ですが、最近はおしゃれアイテムとして眼鏡を装用する人も多くなってきました。
イメージアップのおかげか、最近の子どもたちは嫌がらずに眼鏡を装用してくれるようになった感じがします。可愛いフレームもたくさんありますしね。

眼科的には嬉しいことです(*^-^*)

眼鏡といってもいろいろあります。

眼鏡、眼鏡と言っておりますが、眼鏡にもいくつか種類があります。
遠用、近用、遠近両用、中近両用、近々両用、等
用途や生活スタイルに合わせて調整する必要があります。特に、40代以降の老眼と付き合っていかなければならない世代の眼鏡はいろいろと大変です。
今回は、簡単に眼鏡の種類を紹介したいと思います。

遠用眼鏡

遠くを見るための眼鏡。
運転時やTV、授業で黒板が見にくい時にかけます。日常生活をしていて遠くを見るときに不自由があるときに装用します。

近用眼鏡

近くを見るための眼鏡。
いわゆる老眼鏡ですが、最近ではリーディンググラスと呼ぶところもあるようです。
老いを感じさせないよう、おしゃれに扱うのもいいですね。
読書や新聞、スマホ、書類書き、裁縫など近くを見るのがつらくなったときに装用します。

遠近両用眼鏡

遠くと近く( 30㎝ )が見える眼鏡。
レンズの上方部分が遠くを見るところ、下方部分が近くを見るところです。レンズ1枚で遠くも近くも見えるので便利な眼鏡です。
しかし、欠点として見え方の質が落ち、慣れるまでに時間がかかる人もいます。ゆがみを感じることも欠点としてあります。

中近両用眼鏡

中間距離( 2〜3m )と近く( 30㎝ )が見える眼鏡。
基本的な構造は遠近両用と同じですが、遠近両用より装用しやすいです。
遠近両用がダメでもこちらなら装用しやすい場合があります。
デスクワークや室内で装用するのに向いている眼鏡です。
遠くはボヤけて見えますので注意です。

近近両用眼鏡

近く( 1m )と近く(30㎝ )のあたりにピントが合う眼鏡。
近用眼鏡より少し遠くも見えるので、中近両用同様にデスクワーク向けになります。

眼鏡を作るときは…

いろいろなタイプの眼鏡があるのでどんな時困っていて、どんな時に使いたいのかを考え、作るといいです。患者さんの中には「眼鏡を作りたい!」という気持ちだけで来院される方もいますが、何かしらの不自由があるからこそ眼鏡をつくりたいと思ったはずです。
どこがどんなふうに見にくいのか、医師、視能訓練士にしっかりと伝えましょう。

眼鏡は眼鏡屋さんで作りますが、眼鏡のレンズの度数は眼科で合わせられます。視能訓練士が検査しますので、どんなときに見にくくて、どんなときに使いたいのかを教えてください。
相談の上、合わせていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました