ドライアイ 涙の質のはなし

病気のこと

何だか目の調子がわるい

「目が乾く〜(>_<)」
「目がゴロゴロする〜(>_<)」
「何となくかすんで見えにくい…」
「1日中パソコン仕事で目が疲れる〜」

不快な症状で困っていませんか?

上記の症状はドライアイの方によくみられます。
よく聞く病名で有名ですよね。

でも、ドライアイのことちゃんと知っていますか?
ドライアイは涙が出ない状態だと思っていませんか?

ドライアイとは…

ドライアイとは、涙の分泌量が減ったり、涙の質が低下して、角膜(黒目)が乾燥し、さまざまな症状がでる病気です。

角膜にキズがついたり、目が乾いたり、ゴロゴロしたり、疲れ目になったり、見にくかったりと症状はさまざまです。

涙の分泌量が少なくなるとドライアイと診断されます。わかりやすいですね。
そのほかにも、涙の質が悪い場合もドライアイと診断されるのです!

涙の質とは?

質の良い涙は3層構造になっており、外側から
・油層:涙の蒸発を防ぐ
・液層:乾燥を防ぐ
・粘液層:目の表面を保護    となっています。

この3層のバランスがうまく保たれていると、質の良い涙といえます。

 

反対に、質の悪い涙の場合は、3層のバランスが悪い状態といえます。
涙が蒸発しやすくなったり、乾燥しやすくなったり、表面にキズがつきやすくなったりします。バランスが崩れることで、ドライアイなのに涙の量が多く出ていることもあります。

原因は?

病気でドライアイの人がいますが、その他に環境が原因でドライアイになっている人もいます。

パソコン・スマホ

長時間、パソコンやスマホを使用しているとドライアイになりやすい。
まばたきの回数が減少し、涙の循環が滞るためドライアイになりやすいといわれています。

乾燥した部屋にいる。

エアコンの効いた乾燥した部屋にいると涙が乾きやすくなりドライアイになりやすいです。
冬季は外も乾燥するので症状が悪化する方も多いです。

コンタクトレンズを装用している。

コンタクトレンズ装用者は目が乾きやすくなるのでドライアイになりやすいです。

目のまわり(ふちや粘膜)にがっつりアイラインで化粧をしている。

目のふちにはマイボーム腺という油を出す部分があるのですが、そこに化粧をしていると油が正しく分泌されず、質の悪い涙になってしまいます。

 

対策は?

これらの環境を改善させるとドライアイの症状が良くなる場合があります。
簡単にできる対策として…

意識してまばたきをする。

パチパチと意識してまばたきするだけで大分違います。
涙が循環し、乾燥しにくくなります。

加湿器を置く。

単純です。
部屋を乾燥させないようにするだけです。

眼鏡にする。

これまた単純です。
コンタクトレンズをやめ、眼鏡にするだけです。
それが難しければ、コンタクトレンズの装用時間を短くするのでも大分ちがうと思います。

目のまわりの化粧をほどほどにする。

目のふちや粘膜には化粧はしないようにしましょう。
アイラインはまぶたの上にひきましょう!

 

簡単にできそうなことを紹介してみました。
上記の対処をしていくと、目薬に頼らなくても過ごせる可能性があります。

質の良い涙が適量に分泌されるように環境を整えておくことをおすすめします。

 

 

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