斜視があると不都合なこと

病気のこと

斜視ってなあに?

斜視とは、両眼の視線がそろっていない状態のことをいいます。

1眼の視線が内側に向いているものを内斜視
外側に向いているものを外斜視
上側にむいているものを上斜視といいます。

斜視があるといろいろと不都合なことがあります。

見た目が悪い

視線がそろっていないことは異常な状態になります。
初対面の人だと「どこを見ているのかわからない」とか「怖い」などの負の印象を持たれる場合があります。

また、子どもの場合、いじめの原因になることも…。

目の機能が正常に発達しない

乳幼児期に斜視があると両眼を同時に使用することができなくなります。

片眼だけを使用することになるので、使っていない方の眼が弱視になることがあります。

また、立体感をつかむのが難しくなります。ただ、子どもが不自由を感じることは少ない…というか、ほぼありません。

ダブって見える

大人が斜視を発症すると物がダブって見えるようになります。
見たいものが2つ同時に見えるので、頭が混乱し、日常生活が困難になります。

(※子どもの斜視はほとんどダブりを訴えません。ダブりを解消するため、頭の中で処理をし、ダブっている映像の1つを見えていないことにしています。抑制といいます。抑制は、子どもの頃にだけにできる特殊な機能です。)

斜視があると何かと不利です。
「子どもの目つきがおかしいかも?」とか「物がダブって見えるようになった。」など斜視を疑うような状況になったら眼科で診てもらうようにしましょう。

 

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