視神経乳頭陥凹とは…緑内障の疑いです。眼科へ行きましょう。

病気のこと

健康診断でひっかかった!

「視神経乳頭陥凹拡大」…要精密検査、眼科を受診してください。

健診でひっかかったけど、何がなんだかわからない…
そして、何と読むのかわからない…

特別な自覚症状もないし、視力は良く見えているし、本当に眼科に行った方がいいのかな~?というあなた。。

もしかすると、毎年ひっかかっているけど放置しているあなた。

視神経乳頭陥凹拡大で再検査になったあなた!

時間を確保して、眼科を受診しましょう。
特に40歳以上の方は必ずです!

こわい病気が隠れているかもしれません!
レッツゴー、眼科!
精査しましょう。

視神経乳頭陥凹拡大とは?

視神経乳頭陥凹拡大は「ししんけいにゅうとうかんおうかくだい」と読みます。
「眼の中にある視神経というところが正常よりへこんでみえますよ。」
ということを指摘されたのです。

要は、緑内障が疑われるので眼科へ行きましょう。」ということです。

緑内障の精密検査を受けなければなりません。

緑内障とはどんな病気?

緑内障とは、視神経が眼圧によりダメージを受けることで神経が死んでしまい、視野が徐々に欠けていく病気です。
視野が欠けていかないようにするため、点眼治療をし、眼圧を適切な値にコントロールする必要があります。

早期発見、早期治療が望まれる病気ですが、やっかいなことが1つあります。

それは、緑内障の初期~中期にかけてはほとんど自覚症状がないことです。

自覚症状がないので患者さん自身が「治療をやってやろう!」という気持ちになるのが難しいのです。
見にくい、痛いなどのわかりやすい症状があれば治療のやる気がでるのですがね…。

初期の緑内障を自分で気づくことは難しいので、健診でひっかけてもらったときがチャンスなのです。
「発見してくれて、ありがとう。」なのです。

健診で「視神経乳頭陥凹拡大」を指摘されたあなたは、放置せずに眼科へ行くようにしましょう。

緑内障は眼科でどんな検査をするの?

眼科での主な検査内容を簡単に紹介します。

・視力検査

基本の検査です。
きちんと両眼見えているか、確認します。
視力が良くても、緑内障の可能性はあります。

・眼圧検査

これ、大事です!

眼圧が治療の目安になります。
目薬を使用し、適切な眼の硬さにコントロールしていきます。

風を目にあてて測定します。
苦手な方も多い検査です。

・視野検査

これ、大事です!

見える範囲の検査をします。
この検査も緑内障を診断するための大事な検査の1つです。
視野の結果次第で緑内障かどうかの診断がつきます。
視野が欠けている(見にくい部分がある)と治療開始の目安になります。

・光干渉断層計(OCT)

視神経の厚みを測定します。
最近はTVなどでもちょこちょこ紹介されていますね。
この検査では緑内障初期の変化が捉えられるので、とっても賢い器械です。

・眼底検査

医師が直接視神経の形を観察し、判断します。
最後はやっぱり医師の眼で判断しますよ。

その他にも機器はあるので、緑内障の専門の眼科だともっと検査を追加するところもあります。

眼科を受診する気になってくれたら幸いです!

健診でひっかかって、「でも自覚的には問題ないし…見えてるし…。」と思っているあなた。
一度眼科へ行き検査を受けてください!

検査を受けて、異常がないことを確認しましょう。
万が一、緑内障と診断されたら、しっかりと通院・治療をしましょう。

欠けてしまった視野は元には戻せません。
早期発見・早期治療が大事なのです。

見にくさの自覚症状が出始める頃は、緑内障の中期~末期ですので治療が遅れます。
視覚は大事な機能ですので、大事にしましょうね!

眼科は混んでいて、検査にも時間がかかります。
時間に余裕をもって行くことをおすすめします。

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